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ギャラリー個展 『小さな使徒たち 身近な野鳥たちに出会うちょっと旅』展

小さな使徒

  
開催日 8月1日(火) - 8月14日(月) 
※最終日16時まで / 日・祝は17時まで
会 場 御殿山生涯学習美術センター 1階 ギャラリー
内 容 今年度から1Fギャラリーにて、美術センター利用者さまや市民の方(特にシニア世代)の個展を開催します。第11回目は横井吉之さんです。
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に寄せて

                                 
誰でも自宅で猫ちゃんやワンちゃんと暮らしていなくても、庭に訪れる雀たちや公園で出会った鳩、アスファルトの隙間でいじらしく咲いている早春のスミレに話しかけた経験があるのではないでしょうか。
今ちょうど NHK の朝ドラマ「らんまん」で主人公が草花に話しかけるシーンがたびたび出てきます。
牧野富太郎の様な特別な関係を生き物たちと結んだ人でなくても、いつも遠くにいる野鳥たちとの距離が実際にあるいは心持として近くに在ると、とつい話しかけたりするものです。
そうしているうちにいつしかそれらとの「友情のような関係」が生じるのではないでしょうか。
『小さな使徒たち』とタイトルにして、野鳥を主として描いた作品を展示させていただきました。
野鳥たちのある種は私たちの暮らすこの国や枚方市の周辺、そして我が家の小さな庭を訪れる海外からの訪問者であったり、また別の種はずっと一緒に近くで暮らしてい る良き隣人であったりするのですが、彼らあるいは彼女らが進化という DNA の伝達者であれ、神の創造物としての使いであれ、また鳥インフルエンザというやっかいなウイルスを運んでくる者だとしても、ある意味での「使徒」にも思えるのです。
小さな草花や野鳥たちは関心をもって目を向けることで初めて私たちに語りかけてきます。
私は野鳥や草花に特別詳しいわけではありませんが、その存在や名前を「知ること」だけでも楽しく豊かな気持ちにしてくれるものです。
この度展示させていただいた絵の野鳥たちはほとんど身近に出会える野鳥たちばかりです。
近隣の山や淀川の河原や山田池公園、この御殿山公園でも、また街中でもゆっくりと散策すればきっと思いがけない出会いがあると思います。                                   

横井 吉之

             
*プロフィール*
横井 吉之 
1955 年生まれ 枚方市片鉾本町に小学生から現在まで在住。
「枚方里山の会・穂谷」会員として仲間と里山保全の活動。
近隣や京都の丹後半島などの自然環境で出会った身近な野鳥や野草などを主に趣味で 描いています。
ここ御殿山美術センターでは今は亡き母「圭子」が生前「俳画あじさいの会」として 長らくグループ活動させて頂きお世話になっていましたので思い出深い所です。
ここで展示させていただいてきっと母も喜んでくれていることと思います

お問い合わせ

050-7102-3135

開館時間:午前9時~午後9時まで(日曜、祝日は午後5時まで)
休館日:毎月第4月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始。