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ギャラリー個展 『布の追憶』杉浦 絹代 展

杉浦展

  
開催日 10月4日(水) - 10月11日(水) 
※最終日16時まで / 日・祝は17時まで
会 場 御殿山生涯学習美術センター 1階 ギャラリー
内 容 今年度から1Fギャラリーにて、美術センター利用者さまや市民の方(特にシニア世代)の個展を開催します。第12回ギャラリー個展「布の記憶 杉浦絹代展」を開催いたします。
杉浦さんは社会人経験を経て、美大で染織の技法を学び、卒業後も工房で学ばれました。ギャラリー個展でのテキスタイルの展示は初めて。杉浦さんの伝統的な技法を使った和の世界をぜひ会場でご覧ください。
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に寄せて

                                 
「布の追憶」という本を発行しました。口絵には、大学在籍中の染織作品と、吉田手織工房で織った作品をカラー版で載せています。
本文には、染織コースでのレポート類、編入した芸術学コースでのレポート類と卒業論文を載せたら、1冊の本になりました。これを記念して、枚方市御殿山生涯学習美術センターでのギャラリー個展として染織作品の作品展を開くことが実現しました。
本の校正をしているとき、また個展の準備をしているとき、皆さんに伝えたいことが二つ頭に浮かびました。
まず、一つ目ですが、20余年前は「人生80年」と言われていましたが、今は「人生100年」です。私のように50歳から何か始めても、毎日が充実していて、同好の仲間も増えます。現在も布を織っていますが、一日で30分、たった14㎝を織っているだけです。継続は力なり、時間をかけたら、何メートルでも織れるものです。
二つ目は、コロナ禍の折、皆さんも断捨離をされたことでしょう。私も今までに織った着物や帯をこれからどうしようかと思案し、また大量のレポート類をシュレッターで整理を始めたところ、あとで読み返したいなあと思うものを残していました。ふと、これを本にして自分の記録として残そうと思い立ちました。こんな形の断捨離もありかなと思っています。
まだまだ若い方にはこんな老後があること、私と同年代の方には自分の人生を振り返る一つの方法をして考えてもらえたら幸甚です。                              

杉浦 絹代

             
*プロフィール*
杉浦 絹代
1948年、大阪府枚方市に生まれる。現在も枚方市に住んでいる。
大学を卒業後、大阪府教職員として中学校で国語を教えていた。早期退職してその後も嘱託として勤めていた。
1999年4月、京都造形芸術大学通信教育部美術科染織コースに入学、卒業後、同じ大学の芸術学科芸術コースに編入して、2008年春に卒業した。
卒業後、吉田手織工房に通い、教室の作品展に出品していた。現在は京都芸術大学通信教育部美術科染織コースの卒業生の会「瓜生Some-Ori会」に所属して、春と秋にある「彩り・紬ぐ展」に出品するようになった。
長年やっていたウオーキング・トレッキング・バードウオッチングも続けている。染め織りはライフワークだが、退職後にコーラスを始め、墨彩画を習い、またゴルフのレッスンを受けるなど、人からは多趣味だと言われている。
「思い立ったが吉日」をモットーにしている。
作品


お問い合わせ

050-7102-3135

開館時間:午前9時~午後9時まで(日曜、祝日は午後5時まで)
休館日:毎月第4月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始。