展覧会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　いづれの御時にか女御更衣あまたさぶらひたまへる中に・・・
　　　　　　　　書　源氏物語桐壺の一場面 　
　
書道について。 　
昨年のある日、友人から、南さん、一緒に書道始めませんか。面白そうだと即、入会しました。 　
あ～書道。昔、高校一年生の時、選択科目で書道の履修したことがあったな！　あれから　何年！
　
個展を開く。 　
会で、練習を重ねた結果をご鑑賞頂きたく、個展を開く事にしました。テーマを決めました。
日記文、紀行文を書こう。小説を読むような気持ちで書をかければ楽しいだろうと。
日本の古代から現代まで、良い文章が沢山ある中から選ぶことにしました。
倭健命、額田王、清少納言、紫式部、芭蕉、漱石、与謝野晶子等々。墨の奥深さがやっとわかり始めました。

作品の質。書はまだかたい。 　
学生が制服を着て整列しているみたいな感じで書いている、これから努力して、膝の破れ　たジイパン姿のような作品をかきたい。

彫刻と絵画について。
彫刻、絵画を書の補佐役にして、立体的な景色の個展にしたい。
彫刻と絵画は既に二十年の制作活動をしています、書道は、やりだしてまだ日が浅い、小型彫刻と書道との相性の良さで、コラボレーション効果を出したい。
　
個展は後にも先にも一度だけと考えています。であれば、二十年の御殿山生涯学習美術セ　ンターで継続してきた絵画も動員して持っている駒全部で展覧会を構成しよう、コラボ展　です。ゆっくりご鑑賞して頂ければ幸いです。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　南　隆

作品タイトル：「やまとは国のまほろば」（『古事記』より引用）