陶芸チャレンジ

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はじめに

菅原生涯学習市民センターの陶芸棟を、ひいては陶芸という生涯学習をもっと身近に感じてもらおう! という趣旨のもと、レイカフェ(※参照①)にセンタースタッフ手作りの花瓶を飾らせていただきました☆
陶芸、と一言で言っても、作れるものも、作り方も様々です。
今回はセンタースタッフ・吉田がすがわら陶芸部会(※参照②)の先生の指導の下、3種類の花器のつくり方を教わってきましたので、その様子をレポートさせていただきます。


作り方




タタラに型押し☆三角一輪挿し

初心者でも簡単に、しかも手早く、
おまけにオリジナリティーたっぷりで作れる一輪挿しです。
絵心無くても大安心な型押し技法が楽しさをプラス!
今回、そんな大活躍した押し型は、すがわら陶芸部会の先生
オリジナル作品を使わせていただきました☆





大判タタラでぐるり!筒型花瓶

レイカフェよりご依頼のあった、
「畑で採れた茎の長い花を飾るための花瓶」を作らせていただきました。
高さ20㎝の背の高い花瓶を、とてもシンプルに仕上げる方法を
教えていただきました。
シンプルは一番難しいかもしれないことを学んだ技法です。





楕円に作る、手びねり花器

レイカフェよりご依頼のあった、
「花だけを浮かべる花器」を作らせていただきました。
レイカフェの窓に合わせて楕円に仕上げるのがちょっぴり上級ワザ?
基本の手びねり技法にチャレンジしました。


完成作品を展示しました!

陶芸倶楽部

完成した作品をレイカフェで展示させていただきました。お花や季節によって、使う花器は変わる予定ですが、ぜひレイカフェにお越しの際は作品を見ていただけましたら幸いです。



タタラに型押し☆三角一輪挿し




▶ レイカフェより一言

  小さめのドライフラワーを入れさせていただいています。
  表情がそれぞれ違って面白いですね。

▶ 陶芸部会より一言

  初心者でも簡単に作れるのがおすすめの一輪挿しです。
  普段の教室では20人全員にタタラを伸ばす場所が無く、
  なかなか伝授の機会がない技法となってます。
  型押しは他の作品でも使える技法なので
  ちょっとづつでも取り入れてもらえたらと思います。

▶ センターより一言

  白土に白の釉薬をかけたもの、
  赤土に白の釉薬をかけたもの、の2種類を作らせてもらいました。
  ちょっとした違いで、驚くほど表情が違って、
  陶芸はとても面白いなと思いました。

大判タタラでぐるり!筒型花瓶






▶ レイカフェより一言

  ひまわりや畑で摘んだ茎の長い花を飾っています。
  大ぶりの花を飾ると店内が華やかになった気がしますね。

▶ 陶芸部会より一言

  夏の短期陶芸教室「焼右衛門」の時にしか
  作り方を伝授できない大型の花瓶です。
  今回はシンプルに、とのことですが、
  「焼右衛門」の時は皆さん創意工夫を凝らして
  様々な装飾技法にもチャレンジしていらしゃいます。
  「焼右衛門」は毎年夏、作陶1日と釉薬掛け1日の2日講座となってますので
  開催となった際はぜひご参加お待ちしています。

▶ センターより一言

  100%ご要望通り、とまでのクオリティーは出せませんでしたが、
  手作りならではの存在感で、
  すがわら陶芸教室の広告塔になってもらえたらと思います。

楕円に作る、手びねり花器






▶ レイカフェより一言

  お願い通り、花だけを浮かべる水盤として使っています。
  花を長く飾れて、よかったなと思います。

▶ 陶芸部会より一言

  基本の手びねりで作陶してもらいました。
  菅原陶芸部会では、この技法で筒形花瓶を作るのを最初の課題にしています。
  同じ太さのひもづくりの土を均一に足して積み上げるのは
  何年練習してもなかなか難しい作業で、
  また陶芸の楽しい部分となっています。

▶ センターより一言

  基本の基本、手びねりは一番自由度が高い技法に感じました。
  楕円形に仕上げるのは電動ろくろではすごく難しくなる、
  ということがよく分かった作陶経験でした。
  今回は花器としての作陶でしたが、もう少し大きさをこだわったら
  食器にも向いている形かもしれません。

すがわら陶芸部会とは?

陶芸倶楽部

すがわら陶芸部会は、枚方市役所が支援する、枚方市民による枚方市民のための、生涯学習推進事業を行う活動委員会に属し、菅原生涯学習市民センターの陶芸棟にて、年間を通して陶芸教室を開催しています。
原則1クラス20名、12クラスから初心者も経験者も問わず、好きな曜日を選んで、経験値に依ることなく全員が作陶から施釉、窯入れまで体験できる本格的な陶芸教室となっています。
土は白土、赤土の2種類を扱い、釉薬はなんと12種類、その他化粧土や下絵具等装飾に関する道具も揃えています。基本的に手回しろくろによる作陶、電気窯による焼成で作品を制作しています。月に3~4回授業があり、年間で9個程度作品を仕上げるカリキュラムとなっています。
申し込みは年に一回、2月末頃から3月初旬にかけて行っていますので、皆様のお申し込みのほど、心よりお待ちしております。


レイカフェとは?

陶芸倶楽部

菅原生涯学習市民センター1Fにある、こだわり素材を丁寧に調理した軽食を出すカフェテリアです。藤阪にある「なかなかの森」姉妹店になります。とれたて無農薬野菜販売もしています。


今回の記事を書いた人について




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菅原生涯学習市民センター 工作担当 よしだ

アフターファイブも休日もアトリエにこもって絵を描くのがライフワークな、生粋のインドア女子。芸術系大学ガラス造形コース卒。
陶芸は今回を除くと日帰り体験を3回ほどだけ、の習熟度です。また皆さんと大きなものを工作できる日を楽しみにしております。