スタッフBLOG

2019.11.30　「ものがたりＣｏｏｋｉｎｇ②あしながおじさんのお菓子づくり」を開催しました！

『あしながおじさん』の物語の中で主人公ジュディがクリスマス休みに作ったキャンディをクリスマスが近づく菅原で参加者9人+同伴者2人（参加者のお子様）+職員3人で講師の先生の指導の下、手作りしました。

甘さの中にスパイス的に塩を入れ、ほのかにアクセントのある“塩キャラメル”。減塩が叫ばれる今の時代で塩は生命維持の為に非常に重要なのだという先生の話から始まり、ジュディがなぜ幸せを手に入れることができたのかや、善意のあしながおじさんがジュディを育てることで自分も共に幸せになっていくのだということなど、話を聞くだけで自分も幸せになっていけるようなそんな時間をみんなで共有しました。

お菓子はといえば、材料をすべて混ぜ、お鍋に入れて火にかけ、片時も手を放すことなくかき混ぜ、時間と手間がかかる作業をグループで協力しながら分担して行い、バットで冷やして小さく食べやすく切り、セロハンでくるむ。

一つ一つが優しい味わいを持った世界に一種類しかないキャラメルが出来上がりました。入っている塩がフランス産の味わいのある塩で、それもまた優しい味わいのキャラメルに仕上がった秘訣のようです。

出来上がった後、図書館の職員の方が「あしながおじさん」、「手紙」、「お菓子」、「塩」、「主人公が読んだ本」のキーワードからたくさんの本を探してきて本の紹介をしてくださり、参加者全員が自己紹介と、事業の感想を話し、作った塩キャラメルと、講師の先生が用意してくださった軽食を食べながら、和やかに交流をしました。

みんなが本の主人公のような素直さを身に着けた素敵な人達ばかりで、なんとも暖かな事業となりました。
塩キャラメル、ほんとにおいしかったです。

※写真はご本人の許可をいただいて掲載させていただいております。