もくじ

●  読んだ本について
▼ 「コスプレ ウィッグ バイブル」について / ▼ この本を選んだ理由 / ▼  感想

● 今回のアクション!~ヘアドネーションに参加してみた!~
▼ このアクションにした理由は? / ▼ 準備物 / ▼ 参加してみた  / ▼ 感想

● 
今回の記事を書いた人について

読んだ本について




「コスプレ ウィッグ バイブル」

著者 / 小竹珠代
ISBN978-4-579-11688-1

「コスプレ ウィッグ バイブル」について

美しいコスプレイヤーさんによるフルカラー参考作品を眺めながら、その特徴的なコスプレウィッグのつくり方を紹介した本。漫画のような狐耳も角髪頭も完璧に仕上げるプロのコスプレイヤーのヘアメイク方法を知ることができます。


この本を選んだ理由

友人がコスプレイヤーなのですが、原作漫画はともかくコスプレを知らなさ過ぎて全くついていけず、ちょっと勉強してみたいなと思って手に取りました。


「コスプレ ウィッグ バイブル」感想


漫画の面白ヘアーは現実でも「作れる」形であったことに驚愕しました。いや、確かに意味は全く分からないけれどマリー・アントワネット様のあのカツラだって実存していたのですから、想像できるものは創造できるはずですが、ここまでナチュラルに仕上がるのか!と驚きの連続でございました。髪型だけでこんなに情熱を必要とするのに、他に服とか体形とか靴とか化粧とか、とんでもない沼がある……!と最初の数ページで恐れおののいた次第であります。

私はウィッグなんて、七五三と成人式の時に日本結いをするために「すき毛」とか「あんこ」とかいうもしゃもしゃしたものにお世話になった程度なので、ウィッグの構造自体もとても興味深く読みました。
凝った形を作る時はウィッグをひっくり返したり、切ったり縫ったり、現物の頭よりもずっと自由にスタイリングされていて、大変だけどとても面白い世界だなとずっとワクワクして読み終えることができました。

いつか復活するであろうコスプレイベントに、友人と一緒に観に行ってみたいような気になりました。




ヘアドネーションに参加してみた

「ヘアドネーション」とは、癌や白血病、先天性の無毛症、不慮の事故などにより髪の毛を失った子供たちに、皆様に寄付していただいた髪の毛を使用して、完全オーダーメイドの人毛の医療用ウィッグを無償提供する活動です。 引っ張ると切れてしまう程度の髪でなければ、カラーやパーマや白髪でも問題ありません。

このアクションにした理由は?

「コスプレ ウィッグ バイブル」のウィッグは人工髪のフルウィッグが中心でしたが、昔はオール天然人毛で作られていたはず。お金に困った貧民女子が売りに行く描写を子どものときに何度か物語で読んだような気がします。髪は女の命なのに……!!と一緒にギリィ、となるほど髪にこだわりなく惰性で2年間伸ばしていた私の髪も、気付けば肩がこる程度のロングヘアになっていました。漫画のような面白ヘアーはウィッグじゃないとできないことも勉強したし、いい加減重いから切ろうかな、と思ったのがまずひとつ。

そこで昨年久々に顔を見た友人が「髪を寄付してきたよ」と素敵なショートカットで現れたのを思い出し、同じようにカットするにしても、誰かの役に立つ方がうれしいな、と思いこのアクションにしました。

ちなみに1人分のフルウィッグを作るのに31㎝以上の長さで20~30人分の髪の寄付が必要なのだそうです。

準備物




31㎝以上に伸びた完全に乾いている髪の毛
輪ゴム(賛同ヘアサロンが用意してくれることもある)
レターパック
賛同ヘアサロンの住所とカット料金

ヘアドネーションに参加してみた!

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          



①髪の毛の長さを測ります。
しっかり乾かしてくせ毛も伸ばしていざ計測!
ちゃんと31㎝以上ありますね。
参加資格GETです。



②自分で切って直接送ることもできるそうですが、
ヘアスタイルに関してはかなり意識が低い方である自覚があるので、ヘアドネーションに賛同しているヘアサロンを探すことに。
枚方にも協賛サロンがありました!



③しっかり髪が乾いていること(とても重要)を確認したのち、輪ゴムでいっぱい仕分けて31㎝づつ切ってもらいました。お役に立ちますように~。
意外と短い部分も多かったらしく、ちょっと足らなくて25㎝になってしまった分もあります。
フルウィッグにできる31㎝に満たなかった分は髪の毛付きインナーキャップにしてくれる団体へ送ることにしました。




④頭はさっぱり軽くなりました~。
ショートカットになってしまったので、
毎朝の寝ぐせ対策を美容師さんにレクチャーしてもらって断髪式は終了。




⑤レターパックに送付先の住所を書いて、
髪の毛がしっかり乾いていることを確認してそのまま封入。
送る団体によって必要書類も変わりますので、
その他必要書類がそろっていることを確認してポストに投函!
誰かを笑顔にできる鬘になってくれますよーに!


感想




手にしたついさっきまで私の頭にあった31㎝分の髪の毛の重さに驚きました。なかなか重い!!私はこの重さが頭から消えて楽になったなあと思うだけですが、この重さを欲しいと思う人が多くいるのか、と思うと「世界って広いなぁ」としみじみ感じました。 フルウィッグはこの重さの30倍……最低でも2キロくらいにはなりそう……肩凝らないかしら、といらない心配をしたりしなかったり。それでもこの髪の毛があるだけで、笑顔になれる人がいるなら何よりだなあと嬉しい気持ちになったアクションでした!

おまけ:
ちなみに今回は写真の認定証もいただいちゃいました☆手元に髪の毛を寄付した証明書が残るのって、ちょっとほわほわした気持ちになりますね。


今回の記事を書いた人について




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菅原生涯学習市民センター 工作担当 よしだ

アフターファイブも休日もアトリエにこもって絵を描くのがライフワークな、生粋のインドア女子。芸術系大学ガラス造形コース卒。
コロナウィルスのワクチンができたら、また皆さんと大きなものを工作したいなと楽しみにしております。