「エンジェルエンジェルエンジェル」を読んで、アップルパイを作ってみた!

もくじ
●  読んだ本について
▼ 「エンジェルエンジェルエンジェル」について / ▼ この本を選んだ理由 / ▼  感想

● 今回のアクション!カスタードを手作りして、アップルパイを作ってみた
▼ このアクションにした理由は? /▼ 作り方  / ▼ 感想

● 
今回の記事を書いた人について

読んだ本について




梨木香歩『エンジェル エンジェル エンジェル』(新潮文庫刊)
ISBN:4-10-125335-8

「エンジェル エンジェル エンジェル」あらすじ

夏休みになると本屋に必ず並ぶ小説「西の魔女が死んだ」著者の梨木果歩の作品。
祖母の過去と孫の現実が交互に舞台になる不思議な作品です。古めかしい(でもおしゃれ!)な表記もたくさん出てきますが、音読してみてください、するっと口になじみますよ。


この本を選んだ理由

 学生の頃から読んでは失くしを繰り返し、3回買いなおした本です。本を選ぶ、と言われたときに真っ先に浮かびました。


「エンジェル エンジェル エンジェル」感想

この本の感想は十代のころから変わらないです。自己責任という言葉が流行って久しいですが、自分でどうにかできる自分の事なんて、意外とたかが知れている気がします。思春期を越えて、大人になってからの年齢の方が長くなりましたが、実感はむしろ強まっています。環境や他人はどうにもならない、自分の性質も性格もどうにもならない。 とはいえ、どうなるものでもないけれど、どうにかしてやっていこう、という気持ちが欲しいときにこの本は、効きます。




カスタードクリームを手作りして、アップルパイを作ってみた

このアクションにした理由は?

物語の中に出てくる料理やお菓子ってとてもおいしそうに見えますよね。梨木先生の作品は料理、お菓子作りの描写はとても多く登場します。今回の「カスタード・クリイム」は特に分量や作り方が細かく紹介されていたので、これなら再現できる!と思って挑戦しました。
※ここでの表記は作中のものに合わせました。作中ではシュー・クリイムに入れますが、秋なのでアップルパイの詰め物にしました。

カスタード・クリイム 作り方




【準備物】*レシピの詳細は、ぜひ作品を読んでみてください。
  カスタード・クリイムの材料
 ・薄力粉
 ・砂糖
 ・牛乳
 ・玉子
 ・レモン汁
 



材料を混ぜたら、鍋を熱して、ドロドロになるまでかき混ぜ続けるという一見シンプルな工程。この作品では湯煎で温度を一定に保つ工夫がされていました。火にかける前もよく混ぜる、火にかけてからもよく混ぜる。根気と観察力が必要ですね。一部調理の過程をご紹介します。












完成!!


アップルパイ 作り方




 アップルパイの材料*こちらはお好きなレシピ本等を参考にしてください。   ・冷凍パイシート
  ・リンゴの薄切りを煮たもの(りんごジャムでもOK)
  ・卵黄1個



リンゴを薄切りにしてバターと砂糖で煮たものを用意します。
りんごジャムでも大丈夫。その後、冷凍パイシートのパッケージの指示通りにパイ皿(グラタン皿でもOK、浅底の耐熱容器)に敷いて、カスタードクリイムを敷いて、りんごを載せます。



冷凍パイシートが余っていれば、お好きな模様を作ってかぶせます。溶いた卵黄を塗ると、焼き上がりに照りが出て、おいしそうに見えますよ。無くても味には影響しません。あらかじめ180度に予熱したオーブンで焼きます。今回は30分焼きましたが、パッケージの指示通りに焼けば大丈夫です、多分。



焼きたてのあったかいアップルパイ、おいしいです!!


感想

お菓子作りは、精神集中にいいです。正確な計量と正確な手順が勝負で、何となくでも何となくおいしくなる料理とは違う気合を入れねばなりません。カスタードクリームはお菓子に使用される定番クリームですが、火を入れている間はずっと混ぜ続けばならないという体育会系レシピ。鍋の中でだんだん見た目が変わっていくのがおもしろかったです。。


今回の記事を書いた人について

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菅原生涯学習市民センター 所長